「業者から説明を」 機械導入時の安全対策 埼玉県セミナー開く
2015.08.17
【労働新聞 ニュース】
埼玉県は、職場の安全と健康管理に関するセミナーを開催した。講師で元労働基準監督官の北岡大介社会保険労務士(写真)は、機械を導入した際、業者から安全対策の説明を受けることが大切などと指導した。
北岡社労士は、労働災害の原因は多くは労使双方にあるが、労働者に責任がある場合でも、安全教育の不徹底に起因するとしている。
また、「安衛法は過去にあった災害を基に策定されているため、典型的な労災以外には効果が薄い。新しい機械などを導入するときは、その業者から説明を受け対策を採る必要がある」と指摘した。
平成27年8月17日第3029号3面 掲載