学生が就職説明会 珍しいインターンシップ 川崎産業観光振興協議会
2015.09.14
【労働新聞 ニュース】
神奈川県の川崎産業観光振興協議会は、「川崎産業観光学生プロモーター」と称してインターンを受け入れている。今年度はインターンシップの集大成として、インターン自らが就活を目前にした大学生向けのセミナーを計画し、開催した=写真。インターンによる就活セミナーの企画は、全国的にも珍しい。
就活セミナーは、観光業界への憧れだけで就職したものの、すぐに離職していく者が多いことから、「業界の実情を知ってほしい」という狙いで催した。登壇した川崎市観光協会の亀山安之観光推進部長は、「就活生にとって旅行業は人気産業だが、それは現実を知らないからである」と指摘。残業時間の長さや不規則な休日など、必ずしも労働条件が良いとはいえない実態を打ち明けた。来年度以降も継続して就活セミナーを開いていく意向である。
平成27年9月14日第3032号3面 掲載