厚生労働省は、「医療分野の『雇用の質』向上プロジェクトチーム報告」を作成した。各医療機関が、幅広いスタッフと協力して自主的な勤務環境改善活動を推進する「雇用の質向上マネジメントシステム」の整備・普及を図るよう提言している。

　国民が将来にわたって質の高い医療サービスを受けられるようにするため、長時間労働や当直、夜勤・交代制など厳しい勤務環境にある医師、看護職員が健康で安心して働ける状況を作ることが喫緊の課題とした。

　職場の習慣となっている「あたりまえ」を再考し、各診療科、各職種のトップらがスタッフとなって、多様なアイデアを出し、取組みを進めて環境改善を行うよう訴えている。助成金を活用した短時間正社員制度の活用促進もポイントとした。…