「被災者の過失」8割 事業者へ労災原因調査 兵庫労働局
2015.10.19
【労働新聞 ニュース】
兵庫労働局(中山明広局長)は今年6月、昨年労働災害を発生させた建設業者に対して、安全衛生管理と労災防止に関するアンケートを実施した。労災を起こした事業場の8割が原因を被災者の不注意・過失としていることから、「事業者自身が労災防止に意識を向けてほしい」と警鐘を鳴らしている。
調査は郵送で480事業場に実施し、282事業場から回答を得た。労働者の規模別内訳は、1~9人=159事業場、10~49人=99事業場、50人以上=22事業場である。
労災の発生原因を複数回答で尋ねると、被災労働者の不注意・過失が79.4%でトップとなり、安全衛生教育の不足が40.1%で続いた。50人以上の事業場では「被災者本人の経験不足」を指摘する回答が4割を超えている。…
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平成27年10月19日第3037号3面 掲載