フォーク災害 作業計画立てず2社を書類送検 関労基署
2015.10.19
【労働新聞 ニュース】
岐阜・関労働基準監督署(金丸裕子署長)は作業計画を立案せずにフォークリフトを使用した、木材製造業者と同社取締役、並びに貨物自動車運送業者と同社代表取締役の計2法人2人を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で岐阜地検に書類送検した。貨物自動車運送業者の労働者に重度の後遺症が残る労働災害が発生している。
被災者は今年5月、トラックの荷台上で荷の積み込み作業に従事していたところ、フォークリフトが運搬していた板状の木材束と激突し、地面へ2.5メートル墜落した。両社はフォークリフトを使って労働者に作業を行わせる際、作業計画を立てていなかった疑い。
平成27年10月19日第3037号3面 掲載