”女性専用”の休憩棟を開設 東急建設
2015.10.26
【労働新聞 ニュース】
東急建設㈱(東京都渋谷区、飯塚恒生代表取締役社長)はこのほど、渋谷駅南街区プロジェクト新築工事作業所内に女性労働者の確保、離職防止を目的に、全国的にも異例である大規模な女性専用の休憩棟を開設した=写真。3階建て休憩棟の2・3階部分を女性専用とし、キッチンやパウダールームなどを設けている。
女性専用の休憩棟は最大で60人程度が一斉に利用することが可能。個室トイレ、シャワールーム、和室・洋室の2タイプの休憩エリアなどを設け、従来の建設現場にありがちな簡易トイレやパイプ椅子と長机だけというような休憩スペースは避けた。「仕事を終えた女性が身支度を整えて街へ出かけ、買い物や食事を楽しむ」ことを念頭に置いたため、パウダールームも常設とした。
飯塚社長は開設に際して、「若者の集う渋谷の中心にあり、建設業の楽しさを積極的にアピールする場所になってほしい」とコメント。今後、フレックスタイム制度や作業サポートスーツを、女性限定で随時導入していく。
平成27年10月26日第3038号3面 掲載