安全配慮義務に違反 4180万円賠償を アスベスト 岐阜地裁判決

2015.11.02 【労働新聞 ニュース】
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 作業中にアスベストの粉じんに曝露しじん肺に罹患したとして損害賠償を求めた裁判で、岐阜地方裁判所は、元従業員を雇用した昭和34年の時点で、アスベストの危険性を認識すべきであり、安全配慮義務を怠ったとして、ニチアス㈱(東京都中央区、武井俊之代表取締役社長)に対し計4180万円の損害賠償を命ずる判決を下した。

 元従業員2人は、原材料にアスベストを含む保湿材を製造する業務に従事。「別荘」と呼ばれる混合場で、アスベストをほぐしたり、スコップでアスベストとほかの原材料と混ぜたりしていた。…

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平成27年11月2日第3039号3面 掲載
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