現場指導力が低下 ベテラン層の退職響く 製造業トップ会談
2017.10.13
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省と経済産業省、製造業の主要業界10団体などで構成する製造業安全対策官民協議会は9月28日、経産省内で製造業安全対策に関するトップ会談を開催した=写真。鉄鋼、化学、製紙の業界団体の会長や副会長が参加し、製造現場の環境変化や安全対策などについて意見を交換した。
大きな環境の変化として、団塊世代の退職など年齢構成の変化が挙がった。日本鉄鋼連盟の新藤孝生会長は、ベテラン層が退職し新卒者や中途採用者などの経験が浅い人が増えたことで、安全感性・危険予知能力や現場指導力の低下が顕在化したと指摘している。
平成29年10月9日第3131号2面 掲載