貨物運送事業の点呼励行を啓発 国交省
2013.09.09
【労働新聞 ニュース】
国土交通省は全日本トラック協会などと連携し、9月から来年3月末まで貨物運送事業における点呼励行の啓発活動を集中的に実施する。
啓発活動には、点呼の意義や実施方法を示したパンフレットを活用。国交省は、運輸局・運輸支局における新規事業者講習や監査時に点呼の励行を呼びかけ、貨物自動車運送適正化事業実施機関である全日本トラック協会・都道府県トラック協会は、機関紙などで周知するとともに、巡回指導の際に事業者や運行管理者へ指導・啓発を行う。
国交省によると、点呼は輸送の安全の確保と事故防止の面で極めて重要であるにもかかわらず、適切に実施されていない実態がある。このため、今年10月に行われる「自動車運送事業の監査方針・行政処分基準等」の改正においては、点呼未実施事業者に対する事業停止処分などを盛り込むとしている。
平成25年9月9日第2936号2面 掲載