「使い捨て」相談に千件強も殺到 厚労省集計
2013.09.16
【労働新聞 ニュース】
若者の「使い捨て」に関する電話相談に1000件殺到――厚生労働省は、9月1日に8カ所の都道府県労働局で開設した無料電話相談の実施結果をまとめ、労働者とその家族などからの賃金不払い残業や長時間労働・過重労働についての苦情を受け付けた。
相談受付数は全体で1042件に上り、このうち716件(69%)が労働者、223件(21%)が労働者の家族からだった。相談対象となった労働者の年齢は、20~29歳層が253件、30~39歳層が252件でほぼ同数、40~49歳層も182件みられた。
相談内容としては、賃金不払い残業が556件(53%)で最多だった(複数回答)。
平成25年9月16日第2937号1面 掲載