「パワハラ」5割増 24年度の労働相談状況 神奈川県
2013.06.10
【労働新聞 ニュース】
神奈川県は、平成24年度の労働相談の概況を明らかにした。パワーハラスメントに関する相談が、前年度比50%以上増加した1200件近くにまで膨れ上がっている。全体の相談件数自体も2年連続で上昇しており、女性からの相談が初めて男性を上回ったとした。
全体の労働相談件数は前年度比3.2%増の1万2208件。リーマン・ショックの影響を受けて急増した20年度以来4年ぶりに1万2千件を超え、2年連続の増加となった。
パワハラ、セクハラなどを含む「職場の人間関係」についての相談は前年度比698件(38.6%)多い2506件に達し、なかでも「パワハラ」は前年度比52.3%増の1182件と大幅に増加した。「人間関係」(1173件)もめだつ。
平成25年6月10日第2924号3面 掲載