建設業の災害防止 新規就業者へルールを周知 東京労働局講習会
2013.07.08
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(伊岐典子局長)は、建設業における新規就業者の労働災害防止に向けて、経験の浅い技能者やこれから建設業をめざす求職者を対象とした安全衛生講習会を初めて開催した=写真。約700人が参加した。
冒頭のあいさつで伊岐局長は、「技能労働者の適正な賃金確保に向けた企業の取組みがさらに進むと、これまで建設業に縁がなかった人が多数就業することが予想される。入職後間もないうちに被災することがないよう、災害を防止するための基本的ルールを身につけていただきたい」と開催の趣旨を説明。あわせて、事業主側にも安全衛生教育の徹底を呼びかけた。
講習会では、足場などの高所や開口部付近の作業など場面に応じた安全対策を解説したほか、安全帯などの保護具の正しい使い方を指導した。
平成25年7月8日第2928号2面 掲載