過労死防止対策 国に求め意見書 兵庫県議会で可決
2013.07.15
【労働新聞 ニュース】
兵庫県議会はこのほど、「国による総合的な過労死防止対策の実施を求める意見書」を全会一致で可決した。家族を過労死で亡くした遺族などが提出したもので、過労死を失くすために国・自治体・事業主の責務を明確にすることや調査研究などを求めている。
意見書では「厳しい企業間競争とグローバル経済のなか、個別の企業だけで労働条件を改善していくのは困難な面がある」と主張。必要な法律の制定など総合的な対策を積極的に打ち出す必要があるとしている。
平成25年7月15日第2929号3面 掲載