起訴休職満了での解雇は有効 否認で裁判長期化 大阪地裁
2017.11.20
【労働新聞 ニュース】
労務提供の可否を重視
大阪大学歯学研究科の元助教授が、起訴休職期間の満了に伴い解雇され、地位確認などを求めた訴訟で、大阪地方裁判所(内藤裕介裁判長)は解雇を有効とする判決を下した。元助教授は認知症の母を妻とともに暴行し死亡させた容疑で逮捕・起訴された。起訴前から容疑を否認し、裁判が長期化した結果、休職期間が満了したが、大阪地裁は労務が提供できない状態が続くことが見込まれる以上、解雇権濫用に当たらないと判断した。…
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平成29年11月20日第3137号5面 掲載