資材運搬へロボット 省人化と労災防止に効果 東京労働局・安全パト
2017.11.27
【労働新聞 ニュース】
東京労働局(勝田智明局長)は建設業労働災害防止協会東京支部とともに、日本大学の校舎新築工事現場へ安全衛生パトロールを実施した。同工事現場を請け負う清水建設㈱が取組みを進める、ロボットを活用した生産性の高い働き方などを視察している。
現場では複数のロボットが1台のタブレット端末から入力された情報に基づいて動く。勝田局長はそのうちの1つである資材運搬用の自動搬送ロボット「ロボキャリア(=写真)」が実際に稼働する状況を見学し、「省人化となり、労働災害防止にもつながるはず」とコメントした。
現場に隣接する建物には日大の建築学科が入っていることから、人手不足を念頭に置きつつ「この工事を通じ、多くの学生が建設業をめざすようになれば良い」とも話した。
平成29年11月27日第3138号3面 掲載