冬季の転倒災害増加に歯止めを 長野労基署が講習会
2015.01.01
【安全スタッフ ニュース】
長野労働基準監督署(佐々木弘久署長)は、平成25年度(2月)に大雪による転倒災害が8割も増加したことを踏まえ、「転倒労働災害防止プロジェクト」の一環として講習会を開催した=写真。
同プロジェクトは、「滑らない」「つまずかない」「走らない」の「3ない運動」を展開するもの。
ここ数年、全国的に転倒・転落による死者が交通事故の死者を上回る状況が続いており、しかも大半が65歳以上の高齢者であることから、事業場レベルでの対策強化を訴えた。
作業前に通路・作業面の雪や凍結を除去し、滑りにくいシートなどで養生するなどの方法を示した。また、滑りにくい履物も推奨している。
平成27年1月1日第2225号 掲載