防止対策強化訴え 多発“3分野”を対象に 過労死センター・川人代表
2017.12.01
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省主催の過労死シンポジウム(中央集会)で情勢報告を行った過労死防止全国センター共同代表の川人博弁護士は、過労死が多い3分野の防止対策強化を訴えた。
東京五輪の主会場になる新国立競技場の地盤改良工事現場で発生した建設業の事案では、当初の設計変更で工期が大幅に短縮し、被災者が連日2~3時間しか睡眠を取れなかった実態を報告。「国家的工事でも、そのために労働者の命や健康が奪われることは断じてあってはならない」と述べ、閣議決定された国の大綱に明記されている発注条件の適正化を厳守する必要性を述べた。…
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平成29年11月27日第3138号4面 掲載