水道工事の災害をCGで 教育支援にDVD作成 都水道局
2014.02.01
【安全スタッフ ニュース】
東京都水道局は労働安全衛生総合研究所と協力し、頻発事故を防止するための教育用DVDを作成した。「重機の移動による災害」「掘削作業による災害」「管つり込み時の挟まれ・巻き込まれ」など13の頻発事故をCGなどでリアルに再現。例えば、管つり込み時に、管が作業員に激突する災害では、介錯ロープの設置や、手順の明確化などの対策を講じておくことなどの対策を示し、注意喚起する。
水道局によると、中小建設業者では、大手に比べて人材や資金面で余裕がなく、事故が起こっても「今回はたまたま発生しただけ」と考えがちで再発防止意識が高まらないという。目で見て分かる形にしたことで、教育の現場で活用してもらうのが狙いだ。工事受注業者へDVDを貸し出し、利用促進を図っていく。
平成26年2月1日第2203号 掲載