「逆境力」培うトレーニングを 立川労基署が講習会
2015.01.15
【安全スタッフ ニュース】
東京・立川労働基準監督署(山下節子署長)はこのほど、「事業場における心の健康づくり」をテーマに講習会を開催した。ストレスチェック制度に関する最新動向を解説するとともに、ストレス予防・軽減のためのリラクゼーション法などを紹介している。特別講演では、今話題の「逆境力(レジリエンス)」を高めるトレーニングについて、順天堂大学保健看護学部の浦川加代子教授が講義した=写真。
浦川教授は、近年ストレスに打ち克つ力を表す「逆境力(レジリエンス)」に注目が集まり、企業がメンタルヘルス対策の観点から興味を持ち始めていると指摘。大学のゼミ生向けに実践しているレジリエンス教育の現状を報告した。
これまでの人生を振り返り、過去の出来事に伴う心理的落ち込みと、立ち直りを時系列の曲線グラフにする「逆境グラフ」の発表・共有手法を提示。少人数のグループに分かれて行うもので、自分の頑張りやその時の心の持ちようを再確認できる効果があるとしている。
平成27年1月15日第2226号 掲載