安衛教育の計画は本社が一括管理を 厚労省・優良企業評価
2015.02.01
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、「安全衛生に関する優良企業を評価・公表する仕組みに関する検討会」の報告書を取りまとめた。安全衛生教育の確認項目では、全社的な実施計画を策定し、本社で一括管理していること、各事業場ごとに実施計画を策定し、実施状況を本社に報告していることを例示。また、優良企業として相応しくない事項には、長時間労働抑制や過重労働対策に問題があり、労働基準監督署などから企業全体で改善するよう指導されている場合などを追加している。
これまでの検討会で、PDCAサイクルのCA(評価・改善)の部分を徹底させるには、組織的なフォローがあるほうが良いとして、本社による管理などが不可欠とする視点を盛り込んだ。
平成27年6月を目途に評価制度を開始する。
平成27年2月1日第2227号 掲載