(一社)日本化学工業協会（小林喜光会長）は２月２日、化学物質のリスク評価を支援する会員限定のポータルサイトの一般公開に踏み切った。これまで個別収集しなければならなかった有害性情報や法規制情報、ばく露情報を一括検索で入手できるほか、現在、会員企業が公開している化学物質・化学品のリスク評価をまとめた「安全性要約書」約400件が閲覧できる。胆管がん問題を契機に化学物質管理が社会的な関心を集めるなか、サプライチェーン全体での安全性情報の共有を加速させる狙いがある。企業トップ向けに化学物質に関する情報公開の重要性を周知啓発するパンフレットも作成した。…