CO中毒防止を動画で呼びかけ 東京労働局
2014.04.15
【安全スタッフ ニュース】
東京労働局(伊岐典子局長)は、一酸化炭素(CO)中毒による労働災害への注意を呼び掛ける動画を作成した。保安用品協会、鉄建建設協力のもとに行った実証実験では、密閉した部屋でエンジン式発電機を使用すると、15分で死亡の危険がある濃度に達するという結果が明らかになった。施工上の制約条件があり発生源への対応が難しい建設現場では換気だけでは不十分なため、排気口近くの空気を外へ出す局所的な排気が重要になるとしている。
動画は「建設現場における一酸化炭素中毒を防ごう!」でインターネット検索、またはhttp://www.youtube.com/watch?v=xFKwyU4J7kcから。CO中毒による労働災害は、全国で毎年40~50件発生し、一度に複数人が被災している事例も少なくない。
平成26年4月15日第2208号 掲載