化学物質 違法性高い事業場を重点 前例ない事案に早期対応 胆管がん問題で監督強化 厚労省
2014.05.15
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、印刷業で相次ぐ発症が発覚した胆管がん問題を踏まえ、有機溶剤などの化学物質を使用する事業場への計画的な指導を行うよう全国の労働局に指示した。「労働衛生対策の推進に係る基本方針」として示したもので、労働局が中長期的な計画のもと有害業務の情報を収集。法違反のおそれがある事業場には監督指導や個別指導、自主点検などを実施する。胆管がんのような前例のない事案に迅速に対応するため、事業場の化学物質使用状況を把握するなかで、特定の作業で同じ疾病が発症しているなどの問題事案が見つかった際には厚労省へ報告させるとしている。…
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平成26年5月15日第2210号 掲載