食品製造で安全カバー義務化 危険な可動部への接触防ぐ 改正安衛則を10月施行予定 厚労省
2013.03.15
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、労働安全衛生規則を改正し、食品加工機械の刃への接触や可動部分に巻き込まれる災害を防ぐためのカバーの設置などを義務付ける。対象となるのは、スライサーなどの食品切断機械の刃部、ミキサーなど食品混合機の可動部、食品の圧延に使われるロール機の可動部分などで、労働者に危険を及ぼすおそれがある場合には事業者が覆いを設けるなど、指や手が触れないよう措置を講じなければならない。食品加工機械による休業4日以上の災害は年間2000件前後発生し、指の切断など後遺症が残る災害も起こっているという。新たな規定の追加で機械災害を減少させる狙いだ。現在パブリックコメントを実施中で、4月上旬に条文を公布し10月の施行を目指すとしている。…
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平成25年3月15日第2182号 掲載