人材の育成に6割超が不安 JIPM

2014.07.01 【安全スタッフ ニュース】
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 日本プラントメンテナンス協会(略称:JIPM)は、2013年度メンテナンス実態調査をまとめた。調査は製造現場のメンテナンスなどを手掛ける221事業場が設備保全の課題などについて回答している。

 設備を管理する人材の育成について聞いたところ、現場の安全管理者については58.3%が「育成状況に不安がある」、8.3%が「非常に不安」と回答。運転管理者やオペレーター、管理者クラスにでも6~7割が育成状況に不安を抱えていた。背景には、「分析力や論理的思考力の不足」「絶対的な経験知不足」を挙げる声が目立つ。

 また、設備の故障対策では、「事故につながるトラブルが設備に起こった際に真因を追求できる人の能力が追いつかない」という答えが多い。老朽化した設備に費用が掛けられないなどの背景があり、同協会では「こうした設備面での課題と人材育成面での課題が相まって事故・災害が増加している」とみている。課題への対応では、保全員の高度化や自社改善力の向上、長期的な人材育成など地道な対策が必要とした。

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平成26年7月1日第2213号 掲載
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