休工明けの坑内は要注意 メタンガス蓄積が爆発原因 八箇峠トンネル事故を教訓に 国交省
2013.05.01
【安全スタッフ ニュース】
国土交通省北陸地方整備局は、新潟県の八箇峠トンネル建設工事で昨年発生したガス爆発事故の再発を防止するための提言をまとめた。現場内には7カ月にわたる長期の休工期間中、地下から微量に湧き出ていたメタンガスが蓄積。トンネル内での爆発につながったとみられている。このため、冬期の工事中止など通常の状況と異なる場合にはガスや酸素の濃度測定を行い慎重に可燃性ガスの状況を把握し、安全を確認してから入坑することとした。また、可燃性ガスの存在が認められていない場合でも、「潜在的な危険性」に十分注意を払うことが重要としている。爆発では作業中の労働者7人が死傷している。…
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平成25年5月1日第2185号 掲載