ハーネス型の安全帯普及へ 横浜北労基署
2013.06.15
【安全スタッフ ニュース】
横浜北労働基準監督署(木瀨克德署長)は、「安全帯のTPO 安全帯の着用から安全帯の使用へ」と銘打ち、二丁掛け安全帯、ハーネス型安全帯の普及を促進するよう管内の建設業者へ要請した。
管内では過去に、足場の解体作業中に安全帯を着用していたにもかかわらずフックを掛けておらず墜落する死亡災害が発生。さらに、親綱と安全帯を使って屋上から壁伝いに下降しようとし、ベルトに圧迫されて死亡した災害など、安全帯の未使用や誤使用による重篤な災害も起こった。
こうした災害を踏まえ、足場の組立、解体などの作業時や手すり先行工法であっても安全帯の掛け替えが生じる場合には安全帯の二丁掛けを基本とすることとし、墜落した際に労働者の救出に時間がかかるような場所では、原則として体に負担が少ないハーネス型の安全帯を使用することを現場や協力会社へ指示するよう求めている。
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平成25年6月15日第2188号 掲載