衛生管理の監督指導重点に 有機溶剤による健康障害で 労基署へ来年度新方針を指示 厚労省

2013.09.15 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は平成26年度、労働衛生分野の監督指導を強化する。昨年、大阪府内の事業場で発生した胆管がん問題に社会的な注目が集まったことを踏まえたもの。

 ここ最近は、過重労働や一般労働条件を中心とした監督指導に重点を置いてしていたが、来年度は化学物質や石綿、粉じんなどによる労働者の健康被害を防ぐため、事業場の衛生管理チェックにも一層目を光らせていく方針だ。

 厚労省が8月27日にまとめた平成26年度予算概算要求では、「新たに策定する方針の下、的確な監督指導を実施する」として新規予算を計上。有機溶剤など有害な化学物質を取り扱う事業場に立ち入るために労働基準監督官が着用する呼吸用保護具などの備品に充てるという。

 今後、新たな監督指導方針を策定し、全国の労働局へ指示するとしている。

平成25年9月15日第2194号 掲載
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