運送事業場の8割に法違反 厚労省

2013.11.01 【安全スタッフ ニュース】
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 厚生労働省は、トラック、バス、タクシーなど自動車運転者を使用する事業場に対して昨年実施した監督指導と書類送検の状況をまとめた。自動車運転者を使用する6007事業場中、82.0%に当たる4924事業場に労働基準関係の法令違反が発覚し、大臣が定める告示の違反も3640事業場(60.6%)に及んでいる。

 法令違反では、労働時間の違反が54.9%で最も多く、休日に関する違反(5.7%)も見つかった。告示で定める拘束時間では、48.9%の事業場が最大拘束時間をオーバーしていた。

 自動車運転者は、脳・心臓疾患の労災認定件数が最も多い職種。厚労省では「引き続き、問題がある事業場へ監督指導を行っていく」としている。

平成25年11月1日第2197号 掲載
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