管理職が労災隠す 製造会社を書類送検 名古屋南労基署
2018.03.14
【労働新聞 ニュース】
愛知・名古屋南労働基準監督署(加藤善士署長)は労働者死傷病報告書を遅滞なく提出しなかったとして、アルミ製造の国内最大手である㈱UACJ(東京都千代田区)と同社の名古屋製造所主任を労働安全衛生法第100条(報告等)違反の疑いで書類送検した。
災害は平成29年7月1日に発生した。鋳物の製造ラインの労働者に溶けたアルミが飛散、左手首にやけどを負った。災害発生当初、労働者は直属の上司に「大したケガではないので上には黙っておいて欲しい」と要請した。しかし、やけどが治らず病院に行ったところ、皮膚の移植手術が必要と分かった。労働者は7月11~21日まで休業し、入院、手術を受けた。…
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
平成30年3月12日第3152号5面 掲載