【特集2】「心理的距離」が睡眠に影響 スマホで仕事から離れられず 健康づくりシンポ開く/中災防
2018.03.20
【安全スタッフ 特集】
中央労働災害防止協会は2月22日、「平成29年度心の健康づくりシンポジウム~ストレスチェックから始める働き方改革~」を開催した。仕事を「誇り(やりがい)」「熱心さ」などから評価する「ワーク・エンゲイジメント」の概念や、人材の多様性と健康寿命を重視する「人口オーナス期(労働人口の減少)の働き方」などの視点から、職場のストレス対策のあり方について有識者がアドバイスしている。労働者の疲労回復におけるオフの重要性を指摘した「労働者の疲労問題と対策」では、「物理的に仕事(職場)から離れるだけでなく、心理的にも仕事が離れること」がカギと主張。「翌日の仕事への不安」が高いと「睡眠負債」を抱えやすくなるデータを示し、スマートフォンなどの普及で心理的に仕事から離れづらくなった現状への対応の必要性を強調した。…
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平成30年3月15日第2302号 掲載