熱中症予防へキャンペーン 厚労省

2018.03.23 【労働新聞 ニュース】
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 厚生労働省は、職場における熱中症の予防対策を推進するため、今年5~9月を活動期間とする「STOP! 熱中症 クールワークキャンペーン」を実施する。労働災害防止団体と連携した事業場への周知・啓発やセミナーの実施、教育用ツールの提供などを行う。

 各事業場においては、キャンペーンの準備期間に当たる今年4月に、WBGT値(暑さ指数)計の準備、夏季の暑熱環境下における作業計画の策定、緊急時に搬送を行う病院の把握や緊急対応の確認を実施する。

 5~9月の実施期間中は、WBGT値を把握・評価するほか、作業計画に基づき、WBGT基準値を大幅に超える場合の作業時間短縮に取り組むとした。7月については、重点取組期間に位置付け、水分・塩分の摂取徹底、WBGT値低減対策の追加実施などを行う。

 厚労省によると、昨年1年間に発生した職場における熱中症による死亡者は16人で、前年比4人増加。WBGT値計を備えていなかったために作業環境の把握や作業計画の変更を行えなかったケースがあった。

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平成30年3月19日第3153号2面 掲載
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