雇用条件書に母国語併記を シート縫製業
2018.04.11
【労働新聞 ニュース】
外国人技能実習制度において自動車シート縫製の技能実習評価試験を行う一般社団法人日本ソーイング技術研究協会(御園愼一郎理事長)は、平成29年11月施行の新制度に関するセミナーを開催した=写真。約220人が参加している。
御園理事長は「同制度は、日本と技能実習生の出身国を結ぶ架け橋。大切な“人財”を預かるという認識を持ってほしい」と冒頭、挨拶した。
名古屋入国管理局は、29年の管内の失踪者数が前年比30%増加したと指摘。入国前の説明と実際の待遇の違いが失踪原因の1つとなっており、入管に提出する雇用条件書を作成する際は、母国語を併記し、理解を促進するよう求めた。在留カード番号が有効か、法務省のウェブページで照会する必要もあるとした。
平成30年4月9日第3156号2面 掲載