化学物質の評価方法 経皮吸収が検討課題 厚労省検討会

2017.06.15 【安全スタッフ ニュース】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 厚生労働省は、平成29年度の化学物質のリスク評価方針(案)を固めた。一昨年度に表面化したオルト―トルイジンなどを経皮吸収することによる膀胱がん事案の教訓を受け、「化学物質の経皮吸収等」を反映したリスク評価を行っていく必要があるとした。このため、経皮吸収の評価方法を決定した後、過去にリスクが低いと評価された化学物質の評価を改める場合もあるという。

 リスク評価対象物質・案件の選定では、これまで国際がん研究機関(IARC)の発がん性指標の高いグループの順に物質を選定し、近年は生殖毒性や神経毒性の高い物質についても選定してきている。今後も選定基準自体に変更はないが、測定手法の困難や有害性情報の不足などから、リスク評価が進まない物質があることを問題視した。

 今年度は、経皮吸収の評価方法について検討する予定で、評価方法が定まった後は、過去にリスクが低いと評価された化学物質のうち、経皮吸収の勧告のあるものに関しては、再リスク評価を行うことも含めて検討会での結論に従って取り扱う方針だ。

関連キーワード:
平成29年6月15日第2284号 掲載
  • 広告
  • 広告

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。