【特集1】化学工場の爆発に共通要因 「現場対応力」に陰りが リスクベースの安全管理に移行を/中村 昌允
2015.03.01
【安全スタッフ 特集】
被害規模の大きさなどから世間の注目を浴びやすい化学工場での爆発火災事故。事故が起こった要因を分析したところ、共通の背景として「現場の対応力の低下」があることが分かった。機械設備の自動化に慣れてしまって急な対応ができない、さらに危険を危険として感じられない「リスク感性」の低下、現場でのコミュニケーション不足などによって、現場で働く労働者の異常事態への対応力が低下してしまっていると中村昌允教授は警鐘を鳴らす。人的条件が低下しているなかで、リスクベースの考え方に立ち、万一事故が起こってしまった場合に被害を極力小さくする設備設計の必要性を訴える。…
執筆:東京工業大学 大学院 イノベーションマネジメント研究科 客員教授 中村 昌允
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
平成27年3月1日第2229号 掲載