育ちたい気持ち 人材育成に必須 厚労省シンポ
2018.06.13
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は5月29日、従業員の自律的なキャリア形成の支援について模範的な取組みを行っている企業を表彰する「グッドキャリア企業アワード」を盛り上げるためのシンポジウムを東京都内で開催した。キャリア形成支援をテーマに法政大学経営大学院の藤村博之教授が講演を行ったほか、過去の受賞企業による取組事例発表などを行った。
藤村教授(写真)は、「人材育成は、会社と個人の共同作業」と指摘。「従業員本人の育ちたいという気持ちと、会社が育てたいという気持ちが合致して人は育つ」と述べるとともに、「従業員を育てるには企業による何らかの『しかけ』が必要で、その仕組みのなかで、能力を高めていってもらうことが重要」とした。
平成30年6月11日第3164号2面 掲載