【特集2】OHSMS初の国際規格が発行 どう使う? ISO45001―運用する意味とメリットを解説―(前編)
2018.07.05
【安全スタッフ 特集】
労働安全衛生マネジメントシステム(OHSMS)の初の国際規格となるISO45001が今年3月に発行された。「worker(働く人)」とされる安衛法より広い範囲の労働者の定義や、「リスク」のみならず安全衛生の「機会」を設けるなど、従来のOHSMSとは異なる点もある。特集2では、日本代表エキスパートとして国際委員会に参加した中央労働災害防止協会規格普及推進室の斉藤信吾室長に、ISO45001の特徴と認証取得のメリットなどを前・後編にわたって解説してもらう。(編集部)
働く人の安全確保する仕組みつくる
今年3月に国際規格として発行
1.はじめに
労働安全衛生マネジメントシステムの国際規格(ISO45001)が本年3月に発行されました。国内ではすでにISO45001の認証を取得された企業もありますが、ISO45001の認証取得に向けて準備を進めている企業や導入を検討している企業もあると思います。本稿では、ISO45001の特徴、認証取得のメリットおよびデメリット、日本版マネジメント規格の概要などについてご紹介します。…
執筆:中央労働災害防止協会 技術支援部次長(兼)企画普及推進室長 斉藤 信吾
この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
関連キーワード:
平成30年7月1日第2309号 掲載