熱中症の死傷者 前年比2割弱増 厚労省調べ
2018.07.06
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確報)を発表した。平成29年の死傷者は544人となり、前年の462人よりも82人(17.7%)増加している。このうち死亡者は14人で、前年より2人多くなっている。死傷者に関しては、平成23年以降、毎年400~500人台で高止まりの状態にあると指摘した(特集1参照)。
全死亡者の大半に当たる13人については、発生場所でWBGT値(暑さ指数)の測定を行っていなかったほか、計画的な熱への順化期間が設定されていなかったという。
また、4人には、事業者が水分や塩分の準備をしていなかった。
平成30年7月1日第2309号 掲載