化学物質過敏症 約2千万円賠償を命令 安全配慮義務違反で 東京地裁

2018.07.31 【労働新聞 ニュース】
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排気装置設置など怠る

 局所排気装置などがないなかで有機溶剤を使用し化学物質過敏症になったとして花王㈱(東京都中央区)の和歌山工場の元労働者が起こした訴訟で、東京地方裁判所(梅本圭一郎裁判長)は、同社の安全配慮義務違反を認め、約1995万円の支払いを命じた。有機ガス用防毒マスクを支給していなかったほか、法律上必要な作業環境測定も怠っていた。…

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平成30年8月6日第3171号5面 掲載
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