【特集1】働き方改革のキモ オフ時に“拘束感”健康問題へ影響 「距離」の取り方がカギ
2018.08.16
【安全スタッフ 特集】
仕事のパフォーマンスとオフの過ごし方には関係がある――各社で「働き方改革」の取組みが進むなかで、このような認識は広く浸透してきているが、具体的な留意点はあまり知られていない。今号特集1は、労働による疲労を専門に調査研究を行っている労働者健康安全機構の久保智英上席研究員に、「労働観」や「睡眠負債」を切り口に「よりよく休む」ための留意点をご教示頂いた。勤務時間外に仕事のメールや電話を頻繁に行っている者ほど健康問題の訴えが多くなる傾向にあるなど、「距離」の取り方がカギになることを強調している。
仕事の語源は「神様に使えること」
1.仕事の反対語は何か?
最近、働き方改革などで、私たち日本の労働者の働き方を変えようとする機運がこれまでになく高まっている。そこで、なぜ、他国に比べて長時間労働の問題が生じているのかなどについて考えるためには、私たち日本の労働者が働くことをどう考えているのかについて今一度、振り返っておく必要があるだろう。…
執筆:独立行政法人労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所
産業ストレスグループ 上席研究員 久保 智英
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平成30年8月15日第2312号 掲載