【賃金事例】若林運送/歩合給全廃し残業制へ 納入先別に「標準運行時間」 能力等級で基本給一本化
2016.06.06
【労働新聞 賃金事例】
タンクローリーによる液体輸送事業を行う若林運送㈱(東京都江戸川区、若林権太郎社長)は、ドライバー職の給与体系を刷新し、個々の仕事に対する歩合ではなく、能力等級と労働時間の長さで月給が決まる仕組みへ転換した。技能レベルや法定資格の有無などで等級を格付けする一方、煩雑だった各種手当を廃止して基本給へ一本化し、残業代計算の基礎を明確にしている。移行に当たっては、同じ労働時間なら新旧の制度で同水準の月給が得られるようにするため、1年以上のシミュレーションを経て個々人の基本給を確定した。安全運行を徹底し、かつ"残業代稼ぎ"を抑えるため、納入先ごとに標準的な運行時間を設定し、適正な時間管理に取り組んでいる。…
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平成28年6月6日第3067号8,9面 掲載