トラックなど84%が法違反 大阪労働局
2018.09.18
【労働新聞 ニュース】
大阪労働局(井上真局長)は、自動車運転者を使用するトラック、バス、タクシーの事業場に対して、平成29年に実施した監督指導と司法処分の状況を公表した。
監督指導した377事業場のうち、84%に当たる315事業場で労働基準関係法令違反がみつかった。違反内容は、労働時間64%が最多で、以下、割増賃金26%、休日4%と続く。
司法処分したのは5件だった。たとえば、時間外労働を1カ月98時間とした36協定の上限を超え、1週当たり28時間45分~35時間45分の違法な時間外労働をさせた法人と代表取締役を書類送検した。運転中に虚血性心疾患を発症し、同社労働者が死亡している。
平成30年9月17日第3177号5面 掲載