「ファシリ能力」向上へ 中間管理職集め講習 アパレル業界団体
2018.11.01
【労働新聞 ニュース】
会員企業の人材育成に力を注いでいる一般社団法人日本アパレル・ファッション産業協会(北畑稔理事長)は、現場のキーマンである中間管理職の「ファシリテーション能力」の向上を目的としたセミナーを、東京都内で開催した=写真。
講師を務めた㈱博報堂コンサルティングの楠本和矢執行役員は、社会的要請である労働時間削減を念頭に置きながら「組織活動のすべてはコミュニケーションから始まる。このパフォーマンスを高めると生産性向上につながる」と訴えた。そのうえでファシリテーションを、会議などの場において参加者に幅広い議論の切り口を与えて意見やアイデアを引き出し、合意形成を図る技法と定義。「リーダーシップそのもの」と話した。
その後、会議の目的やゴールの立て方を示し、限られた時間内に合意形成をめざす演習を実施している。
平成30年11月5日第3183号3面 掲載