人間の特性理解を 安全推進大会開く 東京・中央労基署
2016.06.28
【労働新聞 ニュース】
東京・中央労働基準監督署(古屋希子署長)は、平成28年度中央安全推進大会を開催した=写真。管内企業の労務担当者など321人が参加している。
冒頭、古屋署長は「平成27年は労災による死亡者数が15人、25%増加した。労災防止には事業者の自主的な取組みが必須」と挨拶した。
続いて、労働安全衛生総合研究所の高木元也リスク管理センター長がヒューマンエラーについて説明した。意識が集中すると視野が狭くなり労災につながる人間の特性を理解することが必要と述べた。
脚立の真ん中に使用方法を掲載し注意を促す事例を紹介したほか、必要な対策を怠ると労災保険給付が減額される可能性があることを労働者に理解させることも必要とした。
平成28年6月27日第3070号3面 掲載