均等・両立推進 勤続年数に応じ看護休暇有給化 厚労省表彰
2019.01.30
【労働新聞 ニュース】
厚生労働省は、平成30年度均等・両立推進企業の表彰式を開催した。仕事と育児・介護との両立支援で他の模範となる取組みをしている企業を対象とする「ファミリー・フレンドリー企業部門」の優良賞には4社を選出している。
このうち社会福祉法人平鹿悠真会(秋田県)では、子の看護休暇や家族の介護休暇を勤続年数に応じて有給とし、時間単位で取得できる取組みを進めている。
女性労働者の能力発揮を促進するための模範的な取組みを行う企業を対象とする「均等推進企業部門」の優良賞には、医薬品関連業の㈱新日本科学(鹿児島県=写真)など2社が輝いた。
同社は、女性管理職比率の向上策として実施した、社長が自ら講師を務める社内研修などが評価された。28年度と30年度を比較すると、役職者に占める女性割合が係長クラスと課長クラスでともに2.5ポイント増えて、それぞれ29.8%と23.3%に高まっている。
平成31年1月28日第3194号3面 掲載