外国人活用が課題に 人材サービス業の未来語る 技能協・30周年講演会
2019.01.28
【労働新聞 ニュース】
製造請負・派遣業の事業主団体である一般社団法人日本生産技能労務協会(青木秀登会長)は1月16日、創立30周年記念講演会を東京都内で開催した。「人材サービス産業の未来を語る~日本のものづくりの支えるために」と題したシンポジウムを開き、青木会長や清水竜一日総工産㈱代表取締役社長などが講演した=写真。
清水社長は、外国人材の活用が課題になるとの考えを示した。「近い将来、日本人の色々な方に働いてもらっても足りない時代がくる」としたうえで、「安く、劣悪な環境で働かせていたら、外国人材は日本に来る価値を見出せない」と問題を提起。「製造現場で働くことで能力を磨け、それに見合った評価を受けられ、適切な処遇を得られる環境を整備し、製造現場で働くことに魅力を感じてもらうのが大切」と話した。
平成31年1月28日第3194号2面 掲載