過重労働情報の提出義務化へ 深夜業回数を定期的に報告 産業医制度検討会で提案 厚労省
2016.08.13
【安全スタッフ ニュース】
厚生労働省は、「産業医制度の在り方に関する検討会」の第5回会合(写真)を開催し、これまでの議論を踏まえた論点の整理案を提出した。過重労働対策などで有用な労働時間、深夜業の回数などの情報、衛生管理者が行う週1回以上の職場巡視の結果などの情報について、定期的に事業者から産業医に提出するよう義務付けることを提案している。近年、長時間労働やメンタルへルスなどに関する情報が重要になっている一方で、産業医による毎月1回以上の職場巡視だけでは把握に限界があるとして、より効率的に事業者から情報が提供される仕組みが必要と考えている。産業医が労働者に確実に面接指導の申出の勧奨を行うことができる体制づくりを進める狙いがある。…
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平成28年8月15日第2264号 掲載