【特集1】移動現場事務所が道路上の救命役に AED常備し非常事態に備える 上級救命技能を全社員取得/開発機工
2019.02.25
【安全スタッフ 特集】
仕事場でもし万が一のことがあったとき、救急車が到着するまでの応急措置が生死を分ける。土木工事・水道工事などを専門に行う㈱開発機工(東京・町田市)では、社員全員が上級救命技能の認定を受け、現場周辺で起こる不測の事態に対して万全の体制を整えている。AEDや担架、エアコンなどを搭載した「移動現場事務所」は、現場の働く環境を向上させるとともに、いざというときの救命に貢献する。
「AED設置」の看板に安心感
開発機工の施工する現場を訪れると、「AED設置しています」「上級救命技能認定」の立て看板と車体に「移動式現場事務所」と書かれたトラックの姿がまず目に留まる。立て看板には、「当作業所の職員は、心肺蘇生法・AEDの適正操作手順・止血・搬送など突然の災難に見舞われた『人命を救助』するために必要な知識を持っています」とある。
同社の篠田俊代表取締役に話を聞くと、AED(自動体外式除細動器)は現場に必ず設置しているものだという。2年ほど前から社員に上級救命講習を受講させ、15人の社員全員が上級救命技能認定を取得した。…
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平成31年3月1日第2325号 掲載