見て学ぶ慣習改め人材育成 能率協会が表彰
2019.03.12
【労働新聞 ニュース】
日本能率協会(中村正己会長)は、社会価値を生み出す持続的な経営・組織・人づくりを行っている企業や団体の取組みを「KAIKA Awards 2018」として表彰した。大賞に、ヘアカット専門店「QBハウス」をチェーン展開するキュービーネットホールディングス㈱(東京都渋谷区)など2社を選出している=写真。
同社では、社内カットスクールを展開。理美容業界において慣習化している「見て学ぶ」を改め、職人にカット技術を積極的に教えている。勤怠状況や試験によって店長に昇格できる制度なども進める。
北野泰男代表取締役は表彰式の挨拶で、スクールで教える指導者の育成に着手したことに触れながら、「これからも業界の常識にとらわれずに邁進していきたい」と話した。
大賞にはこのほか、バネの製造および販売を行う沢根スプリング㈱(静岡県浜松市)も選ばれている。
平成31年3月11日第3200号3面 掲載