前年比減も6年連続賃上げ 中堅中小1200円 金属大手以降の19労使交渉
2019.03.28
【労働新聞 ニュース】
人材獲得や囲込み狙う
金属労協(JCM・髙倉明議長)に続く中堅中小労組による19賃上げ交渉の回答引出しが始まり、本紙が3月22日時点で単純平均した92組合における賃金改善額は1215円となった。前年の水準より200円ほど低いが、6年連続の賃上げとなった大手の水準(1350円)に肉薄している。前年と同じ84社でみても同様の傾向である。人材獲得のみならず、すでに雇用している人材を手放すわけにはいかない中小企業の防衛行動という側面もありそうだ。
自動車、電機、鉄鋼・造船など大手金属メーカーの労働組合を中心につくる金属労協が3月20日に更新した先行組合の回答・妥結状況によると、…
この記事の全文は、労働新聞の定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら
平成31年4月1日第3203号1面 掲載